3年ぶりの保養事業再開
イタリアで過ごすクリスマス
福島県に住む小学生!
クリスマスをイタリアの家族と共に過ごしませんか?
クリスマスから年末年始にかけて、イタリア家族と共に過ごせる贅沢なチャンスです。日本の過ごし方とは全く違う生活を体験できる貴重なプログラムです。クリスマスにはどんなものが食べられるの?サンタさんは来るの?クリスマスケーキは日本とは違うの?お正月はおせちを食べるの?きっとたくさんの発見ができる事でしょう!滅多に体験することのできない冬休み限定の特別プログラムです。
期間
2022年12月22日~2023年1月6日 (羽田空港発着)
帰りは1月7日帰国となります
滞在場所
ローマと中心とするイタリア国内各地
滞在形式
イタリア受け入れ団体から提供される、イタリア家庭でのホームステイ(1家族に基本1人)
参加対象者
福島県内在住の小学1年生~6年生の子供のうち、次のいずれの条件にも当てはまる方
・PONTEの活動やプログラム内容に賛同し、子どもたちの心と体の健康を守りたいと考えているご家庭の子。
・子供自らがイタリアでの冬休み保養を希望する子。
・参加費30万円 (往復航空チケット、現地滞在費を含む)
・リピーターの方は年齢問わず参加して頂けます。
締切
9月10日
お問合せ・応募
E-mail : info@ponte.love
TEL : 090-4885-0101 (高橋)
お電話がメールにてまずはご連絡ください。
追って詳細をお知らせいたします。
PONTEの今後の活動について
長引くコロナで
多方面でのご苦労をされている方もいらっしゃるかもしれません。PONTEの活動も同様、2年間の活動休止を余儀なくされました。
しかしここに来て、やっと今後の活動への明るい兆しが見えてまいりました。
先日はPONTEの定時総会も開催し、今後の事についてもお話をさせて頂きました。
また、11月19日にイタリア受け入れ団体のPUER理事長セルジョと、約2年ぶりに打ち合わせをすることができました。
イタリアの状況はもう既に落ち着きを取り戻している状況で、今後のコロナの先行きはもちろん分からないものの、PUER側では既に他国の受け入れも含め、来夏のプロジェクトは既に動き出しているとの事でした。
特に夏は、コロナが落ち着きやすく、今年は観光客も多く戻りました。
そう考えると、冬の心配は多少あるものの、来夏はきっともっと普通になるだろうという見方でした。
私達としては、このコロナ禍で今まで受け入れてくれていたイタリアの家族の家庭状況や経済的な状況なども心配でしたので、引き続き日本の子供達を受け入れてくれるのか、そこが1番の心配でしたが、全く心配する必要はない。との事でした。
もちろん決して裕福な家庭ばかりではありませんが、コロナの大きな波を何度も乗り越えて、今はみんな前向きに明るく、元の生活を取り戻している、との事でした。
日本の子供達が来て、コロナも含め何か不測の事態が起きても対処できるように準備はできているので、来夏に向けて日本もプロジェクトの準備を進めていきましょう。という心強いお言葉を頂きました。
このコロナが完全におさまってから私たちの活動も再開するべきか?という気持ちも多少ありましたが、それを待っていてはいつのことになるのか分からない、コロナと共存していくべく、うまく立ち回りながら、活動を本格的に再開していく方向です。
コロナによる措置
コロナによる措置は各国様々で、それについての情報の変化も日々あります。イタリアでは、常に最新の情報を外務省と取り合い、様々な段取りを今後共に共有しあいながら、話し合いを進めていく予定です。
そこで、早速ですが来年は今までのリピーターの子供達だけを対象とし、プログラムを再開致します。
既にイタリアからは12月中に、どの子が来る予定かを提示してほしいとの事でした。
特に今回は情報も込み入る中ですので、早めにリストをあげる予定です。
現会員の皆様には先立ってご案内をお送りしている中で、既に約5名ほどの過去参加児童が来夏の渡航希望をしています。
詳しい内容をお聞きになりたい保護者様に置かれましては、12月10日頃までに個別にご連絡・ご相談いただけますと幸いです。
※あくまで現時点での渡航希望ですので、情勢の変化等で今後キャンセルされる場合も当然あると思います。
今の時点で希望を出したら、必ず行かなければならない。という事はありませんのでご安心ください。
PONTEとしても、このコロナ騒動の後ですので実際どのくらいの子がイタリア行きを希望するのか、把握しておきたいという事もあり、現時点での意志を確認できればと思っております。
・・お問い合わせ
私たちの活動
イタリア転地保養
このプログラムは2011年3月の福島の原発事故を機にスタートしました。
福島を中心として原発事故により被災した地域に住む子供たちに、夏の1カ月の間をイタリアの一般家庭で過ごしてもらおう!というものです。
この原発事故により、福島や関東その周辺地域には大量の放射性物質が降り注ぎました。
このようになってしまった土地は、簡単に元のようには戻りません。
身体に対する影響などに関する医学的・科学的な見解については専門家の間でもなお別れているようですが、いずれにせよ今住んでいる土地やその他の環境が安全かどうか誰にも保証はできません。
ならば、そこで考えられるリスクは少しでも回避する必要があると私たちは考えます。
なかでも、大人よりも放射性物質の影響を受けやすい子供たちの健康を守るためには、今でも汚染されているかも知れないその土地を短期的にでも離れることで、長期的な被ばくを避けることが最善と考えています。
このような趣旨から始まった本プログラムは、1986年のチェルノブイリ原発事故の被災児童を今もなお受け入れ続けているイタリアのNGO団体の協力を全面的に頂いて共同で進めています。
福島の原発事故により
被災した子供たち、そして今も放射性物質がもたらす影響への不安や心配を抱えながら子育てをしているお母さんたちはたくさんいます。
そうした子供たちやお母さんたちに、1カ月という短期間ではあっても、放射性物質の影響の心配のない、そして食事や土遊びなどに何の制限もない環境の下で思いっきり子供らしくのびのびと健康的に過ごすことができるという機会を作ってあげたい、と私たちは考えています。
このような汚染のない環境の下で生活することで、体内にたまった放射性物質を排出する力を高めるとともに、ゆっくりのんびり過ごすことで心身のストレスを減らし、人間が本来持っている免疫力をも高める効果が期待できます。
このことは、チェルノブイリ原発事故で多くの子供たちを受け入れ続けているイタリアですでに実証されています。
多くのイタリア人が
福島の原発事故後に“何か私たちにできることはないか”と声を上げてくださいました。
そしてすぐに子供たちを受け入れてくださる家庭がいくつもみつかり、この保養実施へと繋がりました。
こうして毎年、たくさんのイタリア人が、被災した日本の子供たちのためにと、里親になってくれています。
イタリアの家族の一員となることで、日本で過ごすのとはまた違う夏休みの中で、我が子のようにたくさんの愛情を注いでもらっています。
そして身体のデトックスだけでなく、イタリアという自然豊かな慈愛に満ち溢れた国を感じ、たくさんの人と出会い、愛情に触れ、日本にいるだけでは決して学べない人の温かさをも感じてもらいたいと思っています。
皮肉にも震災があったからこそ
体験できる夏休みを、たくさんの子供たちにも経験してもらい、自分たちが困ったときに助けてもらえたように、誰かが困っていたら今度は自分から手を差し伸べられるような、そんな子供たちが一人でも増えることを願っています。
そしてこの経験を機に、海外を身近なものに感じ視野を広げることで、これからの日本のため、世界のために、自分なら何ができるのか、と考えることができるような子供たちが一人でも多く増えるように、これからも日々活動していきます。
イタリアからのメッセージ
イタリアから日本の子供たちへのメッセージが届きました。
※以下翻訳
日本の家族その子供たちにメッセージを送ります。
イタリアの家族と海などに行き、素晴らしい夏休みを過ごせるように、私たちはみんなを待っています。
たくさんの子供たちに会えるのを楽しみにしています。