PONTEとは
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ごあいさつ

私たちの団体は、震災時に福島に子をもつ保護者の有志から始まりました。
子供達の健やかな健康を願い、原発事故により少なからず汚染されてしまった土地から、一時的にでも離れ、何もストレスなく思いっきり外遊びをさせたい、そして子供らしくのびのびと夏休みを過ごしてほしい、そんな思いから立ち上がり、活動を続けてまいりました。
そしてたくさんの方々のご協力を得ながら、毎年少しずつではありますが、今に至るまで事業として形を整えてまいりました。
私自身も当時、福島で子育てをしていた母親の1人でしたが、今だにあの原発事故当時のパニック状態、精神的な混乱はいまだに昨日の事のように思い出され、おぞましい過去の記憶として残っています。あの最中、遠く離れたイタリアの人々が“福島の子供達を迎え入れたい”そう手を差し伸べてくれたことは、私の人生の考えが180度変わったきっかけでもありました。
当時は子供の滞在先での安全など全く何も考えていませんでした。とにかく我が子を空気のきれいなところに出したい、今すぐここから脱出させてあげなければいけない、その使命感だけに駆られていたのを覚えています。
それ程窮地に立たされていた状況の中でのイタリア人の助けは、本当に涙するほど嬉しいものでした。
事故から時間もたち、当時のような混乱こそなくなったものの、いまだに福島での生活に子育てに、不安を抱えているお母さんがまだまだたくさんいる事は事実です。
そして時間と共に福島だけの問題でなくなっている事も事実です。
そんなお母さんの気持ちに寄り添いながら、これからの福島を、日本をまたは世界の未来を担う子供たちの健康を私たちはしっかりと守る義務と責任があると感じています。
そしてこの保養には子供達が受け入れてもらい助けてもらうばかりでなく、もう一つの大切なコンセプトがあります。それはイタリアの人と国を理解し、イタリアの文化や習慣を学ぶと同時に、日本の文化を子供たちからも発信していくという事です。
世界は様々な国から成り立っています。その一つにイタリアも日本もあるわけですが、多種多様な文化のもとに人間が共存している事を理解し、認め合った上で人々が助け合っていくことは、これからの世界平和を形成していく上でも大切な事であると思っています。
このイタリア保養が、子供たちが成長していく中で、数ある世界の問題とも向き合い、自分には何ができるか、そう考える力を養う上での何かのきっかけになれば嬉しいです。
理事長 高橋 陽子
理事の紹介
理事 関谷 一和

行政書士としてのキャリアを活かして組織運営を担当
福島の原発事故が日本全体の問題であるという意識が風化しないよう地道に活動を続けていきたいと思っています。
理事 齋藤 礼

2児の母です。
1人でも多くの子供たちの笑顔と安心を取り戻せるよう、力になりたいと思っております。
よろしくお願いします。
監事 穂積 優子

原発があるがゆえに起こってしまった事故を忘れる事なく。
可愛い子に旅をさせるつもりで、イタリアの自然で思いっきり楽しんで頂けるようお手伝いをさせて頂きたいです。
組織内容
PONTE | ポンテと読みます。 |
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代表 | 高橋 陽子 |
住所 | ・福島事務局 福島県福島市宮代字北口15-11 B201 ・山形事務局 山形県南陽市椚塚406-1F-1 |
電話番号 | ・090-4885-0101(福島事務局) ・0238-43-2213(山形事務局) |
info@ponte.love |
沿革
2011年 | 震災後すぐにイタリアのNGO団体PUERより、被災した子供たちの保養受け入れについて表明があり、日本側のコーディネイトにより多くの子供たちが参加 |
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2012年 | 前年に引き続いてイタリア保養が実施されたが、日本側の諸事情により継続が困難な状況となったことから、当時の保養参加児童の保護者の数人により、イタリア保養事業の継続を目的として有志団体を結成 |
2013年 | 有志団体の公益性を求めるイタリア側の要請を受け、特定非営利活動法人立ち上げの準備をしながら夏休みのイタリア保養事業を継続 ・保養参加児童 7名 |
2014年 | 前年からの法人設立の作業を進めながらイタリア保養事業を実施 事業終了後の10月2日、神奈川県厚木市にて特定非営利活動法人PONTE設立 ・保養参加児童 18名 ・・・2014年 アルバム |
2015年 | 特定非営利活動法人としての活動を徐々に広げながらイタリア保養事業を実施 ・保養参加児童 20名 ・・・2015年 アルバム |
2016年 | 前年度と同様に事業を実施 ・保養参加児童 20名 ・・・2016年 アルバム |
2017年 | これまでの活動を総括しながらイタリア保養事業を実施 ・保養参加児童 7名 ・・・・2017年 アルバム |
2018年 | 法人としての活動の目的を明確にするため、主たる事務所を福島県福島市に移転してイタリア保養事業を実施 ・保養参加児童 18名 ・・・2018年 アルバム |
2019年 | これまでの活動を総括しながらイタリア保養事業を実施 ・保養参加児童 10名 ・・・2019年 アルバム |